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日本における蒲鉾製造の歴史は古く、すでに15世紀末の書物に蒲鉾の文字が見られる。
当時の蒲鉾は今日の竹輪で、製法も今とほとんど変わらなかった、といわれている。

本県の蒲鉾は、原料に恵まれ早くから長崎、佐世保を中心に、主に地場消費を主体に生産されてきた(県内出荷90%)。
長崎の蒲鉾に使われる魚は高級原料魚として知られるエソ・グチを始め、イワシ・イサキなどの市政物が主流。

新鮮な魚をたっぷり使いシャキシャキとした歯ざわりとコクのある味で全国的に有名。しかも一番美味しい旬の季節に取れたすり身だけを厳選して使っている。


長崎の竹輪は一味違う。

それもそのはず、原料のすり身のよさと高度な温度管理が一体となって作り出したものだからです。
全国の品評会で上位を独占するもの当然といえば、当然ですね。黄金色に焼きあがったばかりの竹輪はまた格別の美味しさ。
揚げ蒲鉾の事。
長崎独特の地方名で、「天ぷら」と呼ぶ。「長崎天ぷら」とは別物である。

港が近い田舎町(式見町・あぜかり等)などに行くと、店先で蒲鉾を揚げて販売する「揚げ蒲鉾屋さん」が多く存在する。
その場で揚げて食べられるので、アツアツ&格安で手に入れる事が可能。
おかずとしてはもちろん、地元の高校生などの若い人たちは、おやつ代わりなどにも食べている。

学校からの帰宅途中に、揚げ蒲鉾屋さんへ寄り道。
夕日に染まる防波堤沿いの道を、油が染み出てくる紙片に包まれた1切れの揚げ蒲鉾を食べながら帰った日々を懐かしむ人も多く存在する。


平戸で作られる川内かまぼこは、昔漁師が近海で獲れた魚を握り潰し丸めて水茹でにして食べたのが始まりとされている。

「すぼかまぼこ」という愛称を持つこのかまぼこは、昔は麦わらでまかれていたという特徴を持つ。

現在は白いストローで巻いてあるのが主流だが、むぎわらのことを「麦すぼ」と呼んでいたことから、この愛称だけが残った。エソを原料に麦わらのすぼで包み蒸篭で蒸すようになったのは大正初期からと言われている。

川内かまぼこに使われている原料は、平戸近海で獲れる新鮮なトビウオ、アジ、エソ、グチなどで、それぞれに個性ある味を楽しめる。
川内周辺には約20件もの店があり、早朝獲れた生の魚を使って、午前中に蒸しあげたかまぼこをそのまま食べさせてくれるところもある。

「すぼ」を剥げばそのままかじることができるので、おやつ感覚で手軽に味わえる逸品。