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キリシタン禁教の時代にも、信者たちが信仰を守り続けた長崎市外海地区にある「出津」。
1879年(明治12年)、この地に赴任してきたフランス人宣教師「マルコ・マリー・ド・ロ神父」は、村民のあまりにも貧しい生活に驚きました。
ド・ロ神父が赴任してきた「外海地区・出津」は、海難事故による未亡人や孤児たちが多く、一家の働き手を失った彼女たちが悲惨な生活を送っていたのです。
出津の村民たちを救おうと、1880年(明治12年)に「孤児院」、1883年(明治16年)には「救助院(黒崎村女子救助院)」を設立。授産活動を開始します。
救助院に「修道女」として入った未亡人の彼女たちは、ド・ロ神父より「織布、編物、素麺、マカロニ、パン、醤油」の製造方法を学び、「商品を生産し、販売する」という事を覚えていきました。
ここで作られたシーツやマカロニ、パンなどは「外国人居留地向け」として、素麺や醤油などは「内地の日本人向け」に販売されたのです。
「もっと村民の生活を向上させ、自立する力を身に付けさせよう」と、ド・ロ神父は私財を投入し、「製麺機」などの「西洋式の機械」を購入。故国のフランスから「小麦」なども取り寄せ、「そうめん工場」を設立します。
さらに、当時では珍しかった「ドリル」や「滑車」なども取り寄せて、印刷技術や農業、土木・建築、養蚕業など幅広い技術を人々に伝えていったのです。
その献身的な姿から、地元住人から「ド・ロさま」と呼ばれ、親しまれていたのです。
ド・ロ神父が人々に様々な技術を伝えてから、数十年の後。第二次世界大戦によって、日本中が引き裂かれた時代。
この「出津」の地で多く作られていた「素麺」や「シーツ」「パンやマカロニ」は、戦況による「原材料の不足」や「召集令状」による作り手不足などの問題から、いつしか作られなくなってしまいました。
しかし、ド・ロ神父が赴任してきた時代から100年と少しを過ぎた「1981年(昭和56年)」12月に、「ド・ロ神父が、この地の人々を救おうと伝えてくれた「素麺」を復活させよう」という話が盛り上がったのです。
話は盛り上がりましたが、作り方や原材料の配分などの製法は途絶えており、復活は困難を極めました。
そこで、ド・ロさまと親交が深かった「出津修道院」のシスターに話を聞き、戦前に彼女たちが見聞きしていた微かな記憶を頼りに、素麺作りの製法やコツを少しずつ書き起こしていきました。
ド・ロ神父が伝えた素麺は、「ちょっと太めでコシの強い素
【商品規格・賞味期限・原材料等】
1800年代後期に、ド・ロ神父より外海地区出津の地に伝えられた素麺を、現代に復活させました!
少し太めの手延べ製法で作られた素麺で、強いコシが特長。
贈り物にも最適のギフトセットもご用意しております。
【出荷に関する注意事項】
賞味期限
製造より1年間
※実際の商品は上記より短くなります。
内容量
各セット内容を参照してください。
保存方法
直射日光・高温多湿を避け、常温で保存してください。
匂いが強い物と一緒に保存しないでください。また、開封後はお早めにお召し上がりください。
原材料
小麦粉・食塩・植物油
製造メーカー
(株)サンフリード
発送地
長崎県長崎市
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