恵まれた水と気候
島原市は長崎県の南東部に位置する島原半島の東端に位置し、そうめん作りに適した温暖で乾燥した内海性の気候です。
さらに生地仕込みに最適で、麺がシャキッと仕上がるのを助ける、雲仙岳山麓からの豊富な湧き水や清冽な地下水。
これらの諸条件に恵まれて、島原手延そうめんは”おいしいそうめん”として味を誇ってきたのです。
特徴は“コシ”の強さ
島原手延べそうめんの特徴は“コシ”の強さです。 夏の暑い日に食べる冷やしそうめんも最高ですが、
地獄そうめんを作る時のように煮込んでもなかなか煮崩れしないのが自慢です。
島原では豊かな湧水を利用し、年間を通してつくられています。
技術が光る手延べ製法
手延べそうめんは、小麦、塩、綿実油、水を原料として製造されます。熟成の時間も必要となるため、一回の製造に1~2日かかります。
厳選された小麦粉を使用しますが、粉によってそれぞれ性質も違うため、
粉を見極め、その性質を最大限に生かしながら最高の状態のめんに仕上げていくのが、島原手延べそうめんの伝統の技術です。
7月7日はそうめんの日!
平安時代の宮中では、七夕の儀式の際に「そうめん」の原型とされる「索餅」が供えられ、
七夕の日に「そうめん」を食べると病気にかからないと言われていました。
手延べそうめんの一大産地である南島原市では、
7月7日を「そうめんの日」と定め、手延べそうめんの美味しさを知ってもらい、
食べてもらえるよう、さまざまな取り組みを行なっています。