あごだしはどんな味?
あごだしは、スッキリとした甘味と独自のうま味が特徴で、全体的に上品な印象を与えます。
これは原料であるトビウオの身に脂肪分が少なく、臭みを感じにくいのが大きな理由です。
トビウオは名前の通り海面を飛ぶので「飛魚(トビウオ)」と呼ばれますが、とにかく運動量が多いのが特徴です。
なぜ飛魚を「あご」と呼ぶ?
身が硬いので食べるときにあごを使うから、飛魚を前から見たらあごが出ているからなど様々な説があるようですが、
「顎(あご)が落ちるほど美味しいから」という説が出るくらい、美味しい魚が「あご」なのです。
焼きあごのだしは格別!
「焼きあご」とは、平戸特産の「あご(飛魚)」を炭火でじっくりと焼き上げ天日干しにしたものです。
焼きあごでとった出汁は黄金色で生臭みが少なく上品な味です。
高級料亭のだしに使われることも多く、茶碗蒸しのだし汁などにも最適です。
あごだしを手軽に
本格的なだしをとりたければ、焼きあごを使ってだしをとるのが一番ですが、あごがなかなか手に入らないという地域では、
市販のだしの素を使うのもいいでしょう。
粉末や顆粒タイプのあごだしであれば、お湯もしくは水に溶かすだけで簡単にだしをとることができて便利です。